循環器内科

心臓病(狭心症、不整脈、心不全等)の診断と治療。
心電図、レントゲン、心臓超音波(心エコー)、24時間ホルター
心電図検査などにて精密検査もできます。

高血圧症

特徴

疲労などの体調不良や更年期障害などでも起こるため自分が高血圧だと気づきにくい。

症状

頭痛、めまいをはじめ、動悸、息切れ、耳鳴り

治療方針

高血圧症のタイプをチェックし、治療方針を検討します。

詳細説明

高血圧症の特徴は自覚症状がほとんどないことです。表れるとすれば、頭痛、めまいをはじめ、動悸、息切れ、耳鳴りなどですが、これらの症状は疲労などの体調不良や更年期障害などでも起こるため自分が高血圧だと気づかない方も多いです。また、健康診断などで血圧が高いことを指摘されても放置している方も多いです。
高血圧症の怖さはそのように自覚症状がないために高血圧状態が続き、各臓器(眼、脳、心臓、腎臓)へ負担をかけ続けることで深刻な障害(眼底出血、脳卒中、心筋梗塞、腎不全)を起こす可能性があります。
そのため、高血圧症は「サイレントキラー」とも呼ばれています。
あるデータによると収縮期血圧10mmHgの上昇は男性で20%、女性で15%脳卒中の危険度が高まるとか、120/80以下の血圧の方と比べて140/90以上の方は3‐8倍ほど脳卒中を起こす率が高まるといった報告があります。
また高血圧の方が心筋梗塞を起こす率は通常の方より2‐3倍高いと言われています。
つまり高血圧→動脈硬化→脳卒中や心筋梗塞とつながっていくので、高血圧症は早期かつ軽症のうちに発見して対処することが大切なのです。

また、高血圧症のなかには腫瘍などから異常にホルモンが出ることで起こるタイプ(二次性高血圧症)があります。これらは手術により高血圧症が改善するケースがあるので、高血圧症のタイプをチェックすることが必要です。

虚血性心疾患(狭心症)

特徴

狭心症が原因となって心筋梗塞を起したり、危険な不整脈を起したりして、最悪の場合は死亡する場合もあります。

症状

胸の痛み、圧迫感

治療方針

発症する前に早期発見・早期治療

詳細説明

狭心症とは心臓自身の血管の病気です。心臓は心筋といわれる筋肉で出来ていますが、この筋肉に酸素や栄養を運んでいる血管を冠動脈といいます。冠動脈は大動脈の付け根から出ますが、右冠動脈と左冠動脈があり、心臓を冠のように包みこんでいます。
一般的にいわれる狭心症とは、冠動脈が生活習慣病やストレスなどが原因でコレステロールなどが血管内に溜まり、これがこぶのように血管内にせり出して(動脈硬化)、心筋への血流が妨げられて起こる症状です。
他にも冠動脈がケイレンを起して収縮することで心筋への血流が妨げられるタイプの狭心症もあります。(冠れん縮性狭心症)これは日本人に多いとされています。
狭心症が原因となって心筋梗塞を起したり、危険な不整脈を起したりして、最悪の場合は死亡する場合もあります。
そのため、発症する前に早期発見・早期治療が必要です。

虚血性心疾患(心筋梗塞)

特徴

心臓が止まるような危険な不整脈や極度の心機能の低下(心不全)をもたらす場合、突然死に至るケースもあります。

症状

強い胸部の痛み、苦悶感

治療方針

発症する前に心臓含めて全身の動脈硬化チェックを行い、早期発見・早期治療

詳細説明

心筋梗塞が起こったばかりの状態を急性心筋梗塞といいます。 心筋梗塞は冠動脈が血液の固まり(血栓)によって完全に詰まって心筋細胞が死んでしまう状態です。急性心筋梗塞はその名の通り、急に症状が表れるのが特徴です。心筋細胞の壊死した程度や範囲にもよりますが、心臓が止まるような危険な不整脈や極度の心機能の低下(心不全)をもたらすこともあります。最悪の場合、突然死に至るケースもあります。
死亡に至らなくても重度の心機能障害を残し、その後の生活制限を強いられるケースも多いです。
原因は冠動脈の動脈硬化ですが、なかには前兆のある場合もありますので、発症する前に心臓含めて全身の動脈硬化チェックを行い、早期発見・早期治療をしましょう。

不整脈(期外収縮)

特徴

失神してしまったり、疲労感が強くなったりするものや最悪の場合には突然死に至るものもあります。

症状

動悸・息切れや胸部違和感・圧迫感・つまり感など

治療方針

治療の対象となるのは、自覚症状がある場合と期外収縮が連続して速い脈になった場合(頻拍症)です。

詳細説明

動悸・息切れや胸部違和感・圧迫感・つまり感など様々な自覚症状があります。不整脈とひとことで言っても色々な種類があります。なかには、失神してしまったり、ただただ疲労感が強くなったりするものや最悪の場合には突然死に至るものもあります。
不整脈は種類によって本当に多種多様な症状が起こる病気です。
気のせい?で済めば大変安心なことですので、気になる症状がある場合には専門医でのチェックをおすすめします。
健康診断でよく見かける不整脈です。正常な方や若い方でも出ることがあります。
これも上室性期外収縮と心室性期外収縮と2つのタイプがあります。ともに原因不明なことが多いようですが、治療の対象となるのは、自覚症状がある場合と期外収縮が連続して速い脈になった場合(頻拍症)です。

不整脈(心房細動)

特徴

症状がない場合でも、心臓内に血液の固まり(血栓)ができやすい方がいて将来的に脳卒中などの原因になります。

症状

動悸、ふらつき、失神

治療方針

血栓予防に加えて、除細動、心拍コントロール、カテーテルアブレーション(連携施設御紹介)

詳細説明

心臓の拍動は通常は右心房のある部分から出る信号によって定期的なリズムで起こりますが、老化とともにその部分の機能が低下したり、心房の細胞が変化したりして、リズムのコントロールが乱れるため定期的でなくバラバラな心拍になる不整脈です。
最初は一時的に起こりますが、だんだん慢性化していきます。胸部の症状があれば治療の対象になります。症状がない場合でも、この不整脈の場合、心臓内に血液の固まり(血栓)ができやすい方がいて将来的に脳卒中などの原因になるので、血栓予防の治療の必要性も出てきます。(著名人では長嶋茂雄氏や故小渕恵三氏も同様なタイプの脳卒中にかかりました)

動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)

特徴

喫煙者や糖尿病の方に多い病気

症状

初期症状は足のしびれや冷え

治療方針

薬物療法、カテーテル治療(連携施設御紹介)

詳細説明

手足の主な動脈が動脈硬化(狭心症の項参照)によって各組織が血流障害を受けることで起こる病気です。そのほとんどは下肢に発生します。喫煙者や糖尿病の方に多い病気で進行すれば下肢の組織が壊死を起してしまうため切断する場合もあります。初期症状は足のしびれや冷えです。フォルムという簡単な検査で診断できますので、早期のチェックがおすすめです。

動脈硬化(頸動脈硬化症)

特徴

頸動脈に動脈硬化が起こることによって脳卒中の危険度は2倍以上にアップします。

症状

一過性脳虚血発作、脳神経麻痺

治療方針

薬物療法(EPA)

詳細説明

頸動脈の閉塞性動脈硬化症です。頸動脈に動脈硬化が起こることによって脳卒中の危険度は2倍以上にアップします。全身の動脈硬化の目安にもなります。頸動脈エコーにより簡単に診断できますのでやはり早期のチェックが必要です。

動脈硬化(大動脈瘤)

特徴

大動脈に動脈硬化が起こることによって動脈が閉塞するわけでなく、部分的に拡大していく病気です。

症状

激烈な腹痛や腰痛

治療方針

手術の適応

詳細説明

大動脈に動脈硬化が起こることによって動脈が閉塞するわけでなく、部分的に拡大していく病気です。拡大していく場所によって、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤といいます。拡大が続けば大動脈が破裂する危険性が出てきます。その限度は胸部大動脈瘤は6cm、腹部大動脈瘤は4-5cmといわれ、手術の適応になります。胸部大動脈瘤はレントゲン検査やエコー検査、腹部大動脈瘤はエコー検査などで診断可能です。
以上の各動脈硬化の病気が見つかった場合には全身の動脈に動脈硬化が起きている可能性があるので、全身の動脈硬化性疾患をチェックする必要があります。

心臓弁膜症

特徴

感染、リウマチ熱、心筋梗塞や老化などで変化してくることで起こる病気です。

症状

むくみ、動悸・息切れ、胸の痛み、失神

治療方針

心不全予防のための薬物療法、手術の適応(連携施設御紹介)

詳細説明

心臓のなかには送り出す血液の逆流を防ぐための弁が4か所にあります。それは左右にある心房から心室への血流の逆流を防ぐ弁(僧帽弁、三尖弁)、心臓から出る動脈への血流の逆流を防ぐ弁(大動脈弁、肺動脈弁)です。
これら弁自体や弁を支えている組織が、感染、リウマチ熱、心筋梗塞や老化などで変化してくることで起こる病気です。弁の閉まりが悪くなって逆流を起こすパターン(閉鎖不全症)や弁の開きが悪くなって血流が障害されるパターン(狭窄症)があります。
健診などで心雑音で発見されることが多いですが、進行した場合には、むくみ、動悸・息切れ、胸の痛み、失神などの症状が表れます。

心臓手術後の方へ

当院では、上記のようなご病気で手術を受けられ、安定している方に対する循環器専門外来はもちろん行っております。
冠動脈ステントや末梢血管ステント留置術後
不整脈に対するカテーテルアブレーション後
心臓バイパス術、弁置換・弁形成術後、先天性心疾患術後(当院ではワーファリンコントロール可能です)
ペースメーカー植え込み術後(当院ではペースメーカー外来が可能です)

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