生活習慣病外来

高血圧症、高脂血症、糖尿病や最近話題の
メダボリックシンドロームなどの生活習慣病は、
普段は自分が困ったり苦しむような自覚症状はありません。
しかし、放置しておくと、将来心筋梗塞や脳卒中などの
死亡することもある大きな病気をおこしやすくなります。

生活習慣病とは

生活習慣病とは不自然かつ不規則な生活習慣によって引き起こされる病気の総称です。かつては成人病といわれていました。
今日では生活習慣病によって日本人の6割以上が亡くなっており、日本の医療費の約3割を占めていて国民の健康にとって大きな問題となっています。
そのため、21世紀においては私たち日本人にとって生活習慣病の予防が重要なテーマです。

生活習慣病の種類

日本人の三大死亡原因はがん、心筋梗塞などの心臓疾患、脳卒中という生活習慣病を原因とした疾患です。
これらの生活習慣病を原因とした疾患は死亡に至らずとも生活の質の低下や要介護状態をまねきます。
これらのもととなる生活習慣病には下記のようなものがあります。

高血圧症 血圧が正常よりも上昇した状態です。家庭血圧135/85mmHg以上、診察室血圧140/90mmHg以上
持続すれば眼底出血や様々な動脈硬化性疾患を起こします。
日本人の約4000万人
糖尿病 血糖値をコントロールするインスリンというホルモンの異常により血糖値が高くなります。
持続すれば眼底出血、腎不全、下肢の神経障害、様々な動脈硬化性疾患を起こします。
日本人の約900万人
脂質異常症 血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が過剰あるいは善玉コレステロール(高脂血症)が不足した状態です。LDLコレステロール140mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40未満
持続すれば急性心筋梗塞や脳卒中など様々な動脈硬化疾患を起こします。
日本人の約3000万人
肥満症 体格指数(BMI;ボディ・マス・インデックス=体重(kg)÷身長(m)の二乗)が25以上、これが30以上だと高度肥満といいます。
ただし、同じ肥満症でも内臓に脂肪が溜まる内臓型肥満が動脈硬化性疾患のもとになります。
高尿酸血症 血液中の尿酸値が高い状態で、痛風を起したりします。持続すれば動脈硬化性疾患につながります。
脂肪肝 肝臓の細胞間に脂肪が入り込んだ状態ですが、持続すれば肝炎、肝硬変、肝臓がんへつながります。

当医の生活習慣病に対する考え

高血圧症、糖尿病、脂質代謝異常症(高脂血症)、肥満などの生活習慣病はやがて動脈硬化をまねき、心筋梗塞、脳卒中といった重い心臓血管病へつながっていきます。すなわち生活習慣病の予防は私たち循環器専門医の最も重要な仕事と考えます。

大事なことはライフスタイルは個人個人によって異なりますし、それによって引き起こされる生活習慣病も程度には個人差があるということです。そこで、当院では出来る限りテーラーメードな形で対応していきたいと考えています。またご自身が、ご自身の力で健康的に歳を重ねていくことに対して前向きであることが大切で、私たちはそのサポートを一生懸命にいたします。

当院の生活習慣病予防への取り組み方

第一ステップ:ライフスタイルの見直し。食事(飲酒)、運動、喫煙、ストレス、睡眠について考えます。
第二ステップ:ライフスタイルの改善の実施。その程度に応じて約1~3カ月の間経過をみていきます。
第三ステップ:改善不十分な場合の薬物治療の追加。
ただし、すでに生活習慣病をお持ちの方の場合には、その程度により薬物治療の追加を最初から加えることがあります。平行してライフスタイルの見直しと改善の実施を行っていきます。
当院では保険診療として禁煙外来を行っております。最近では内服による3カ月コースの禁煙治療がおすすめです。

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