よくある質問

循環器内科

循環器内科ってどんな病気を診るのですか?

循環器というからには、血管系の病気全般ということになりますが、同じ血管でも脳血管は脳神経外科の先生方が中心になり、循環器内科では首から下の血管(動脈、静脈)と心臓の病気を拝見することが多いです。
主な病気をあげると、高血圧症、動脈硬化による病気(狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤など)、不整脈、心臓弁膜症、先天性心疾患、静脈瘤などです。
当院ではさらに、動脈硬化につながる病気、つまり生活習慣病とかメタボリックシンドロームに属する糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、高尿酸血症、喫煙(ニコチン依存症)、肥満症、脂肪肝なども将来のことを考えれば循環器内科で拝見すべきと考えています。

動脈硬化はどのような人がなるのですか?どうしてなるのですか?

どのような方が動脈硬化になるかというと、前述したような生活習慣病をお持ちの方や家系的に脳卒中・心筋梗塞・狭心症などの動脈硬化性の病気がある方と40才以上の方が多いでしょう。動脈硬化とは動脈の一種の老化現象であり、動脈の壁(内膜)に入り込んだLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が細胞に取り込まれて血管内にこぶのように出っ張って血流が妨げられた状態です。

健診で血圧が高いといわれました。何も症状がないのですが、治療した方がいいですか?

高血圧はサイレントキラーといわれ、自覚症状が薄い病気です。しかし動脈硬化性疾患(脳卒中、心筋梗塞など)の最も危険な因子となります。症状が出たらもはや手遅れとなることがありますので注意が必要でしょう。
健診でひっかかったら、まずは、家庭血圧を測りましょう。測定するタイミングは、朝起きてまもなくと、夜おやすみになる前です。(ただしライフスタイルによります。やはり忙しく動いた後や入浴直後は変化しやすいので避けた方がいいでしょう)これを1カ月ほど継続して、上の血圧≧135、下の血圧≧85であればやはり当院にご相談ください。

高血圧は治らない病気ですか?

よく聞くフレーズに「高血圧の薬は一旦飲み始めると一生やめられない」というものがあります。この言葉の真意はよくわかりませんが、やはりできれば内服を一生続けたくないという思いが込められているのでしょうか。
治らないとか、薬を一生飲み続けるかどうか、については血圧が正常に戻る方もいらっしゃいますので、一概にはそうとは言えません。原因によると思われます。
二次性高血圧症といわれるタイプは体内の血圧に作用するホルモンが必要以上に分泌する腫瘍が副腎などに発生して高血圧になるものですが、これは腫瘍を取り除けば改善する方もいらっしゃいます。
また、肥満、喫煙、食事、ストレスなど生活習慣が原因となっている場合はそれを改善することで血圧値が正常化する方もいらっしゃいます。

夜中寝ているときに胸が痛くなります。心臓の病気でしょうか?

狭心症である可能性は十分あります。
狭心症という病気は心臓の筋肉組織が血流不足になって痛みとして起こるものです。原因にはいくつかありますが、この場合は冠れん縮性狭心症のおそれがあります。心臓の筋肉組織を養っている動脈のことを冠動脈といいますが、これが動脈硬化で血管内が詰まっていないのにも関わらず、痙攣で収縮することで血流が悪くなって起こります。日本人に多い病気で、動脈硬化がまだ進行していない30代でも起こりえます。無症状の方もいますし、突然死の原因にもなりますので注意が必要です。

急な胸痛がありますが、心臓の病気を疑った方がいいですか?

胸痛を起こす病気は心臓以外にもありますが、急な胸痛は心臓病だとすると狭心症や心筋梗塞など危険なものもありますので、念のため疑って、循環器専門医の診断を受けたほうが安心です。

狭心症と心筋梗塞とはどう違うのですか?治療はどのようにするのですか?

狭心症も心筋梗塞もともに虚血性心疾患という範疇の病気で、読んで字のごとく、心臓の筋肉(心筋)が血流不足になる病気です。違いを簡単に言ってしまうと、狭心症は心筋への血流が悪くなっている状態であり、心筋梗塞は心筋への血流が遮断され、心筋が壊死を起こしている状態をいいます。典型的な症状は両方とも胸痛ですが、一般に急性心筋梗塞の方が持続時間が長いです。ただし、無症状な場合もあり、知らないうちに心筋がダメージを受けていることもあります。この場合には心電図などで評価可能ですので定期チェックが必要でしょう。
心筋へ血液を送っている血管を冠動脈といい、通常は大動脈から出ています。治療法ですが、ともにこの冠動脈に対する治療を行います。狭心症は程度によって薬物治療、カテーテル治療、心臓バイパス術から選択されます。急性心筋梗塞は冠動脈が血栓によって遮断されてしまうので、出来るだけ早く血流を再開させるための治療を行います。血栓溶解する薬物治療、カテーテル治療、心臓バイパス術から選択されます。

時々、脈が飛びます。重大な病気でしょうか?

まず、不整脈による症状かどうかがポイントになります。不整脈であれば、その種類が次の問題となります。不整脈は種類によっては危険なタイプ(突然死の原因となるもの)もありますので、安心のためには精密検査をおすすめします。

生活習慣病外来

血液がドロドロかどうかを知りたいのですが、何か方法はありますか?

血液がドロドロかどうかのチェックはいろいろな要因が絡んでいるため、なかなか判定は困難だと思います。血液の粘度を測るということになろうかと思いますが、測定する意味はとても低いでしょう。同一人でも時間帯や状態によって変化するからです。もちろん水分が不足した脱水状態では血液粘度が上昇しますし、生活習慣病の方は血液粘度が高くなりやすいので注意が必要でしょう。
ドロドロ状態かどうかについては、血液検査で生活習慣病のチェックをすることが最も大事かと思います。

メタボリックシンドロームが心配なのですが、どんな検査・治療をするのですか?

メタボリックシンドロームの診断基準(2005.4策定)
まず、腹囲 男性≧85cm、女性≧90cmを満たす。これに加えて以下の基準の2項目以上を満たせば診断がつきます。
血圧 ≧130/85mmHg(どちらか一方でも満たす)
血糖 ≧110mg/dl
脂質 中性脂肪≧150mg/dl、HDL-C<40mg/dl(どちらか一方でも満たす)
治療は基本的に食生活、運動習慣の改善から始めます。指導2-3カ月後、再チェックして改善なければ薬物治療となります。

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